破顔一笑

日記みたいな何か/1987

別れのベル


ばあちゃんの一周忌。
気がつけば今日まであっという間で。


法事ということで
小規模な親戚の集まり。
お墓参りをして
お清めをして終わり。


シンプルだったけれど
とても大切な時間。


今日はじいちゃんの
月命日でもある。
一緒の御位牌にしたから
それをそなえて
親戚たちとお墓参りをして
ご飯を食べた。


じいちゃんと一緒で
ばあちゃんも嬉しかったかな?

 

 

 


僕はずっと後悔している。

もっと会いにいけたんじゃないか
もっと話せたんじゃないか
もっと触れられたんじゃないか
もっとばあちゃんのために
何か出来たんじゃないか、と。


振り返ると
当たり前のように
そこには感謝しかなくて。


でも
ありがとう、も
だいすき、も
何も言えてなくて
もっと言葉を交わして
ちゃんと伝えておけばよかったと
思ってしまうんです。


今はじいちゃんとミケが
一緒にいるだろうか。


僕の大切な人が
僕のだいすきな人たちが
どこにいても
幸せで笑っていますように。


僕はまだまだ
あなたを想って、思い出して
何度も泣いてしまうけれど

あなたが守ってきた
大切にしてきたものは
僕が守ります。


あなたがずっとしてきたことも
僕がやります。


それが
僕からあなたへの感謝の気持ち。


遅すぎるありがとうと
遅すぎるだいすきを
ずっと、伝えていきます。


まだまだたくさん泣くけれど
すごく寂しくて
とてつもなく会いたくなるけれど

前を向いて
歩いていかないとね。


じいちゃんとミケと
楽しく過ごしながら
ばあちゃんが
大切に想っていた人たちを
ずっと見守っていてください。

 

 

 


戻ってきてほしいと
思っていました。
もう一度顔を見たかった。
叶わない願いでした。
強がることもできない思いでした。
だけど、時間が僕を変えてくれました。


でも、忘れません。
大切なことも、変わりません。

 

僕はあなたの孫でよかった。
すべて誇りに思います。

直接言うことはなかったね。
本当に本当に、ありがとう。
だいすきです。これからも。ずっと。

 

 

だめだな。
やっぱり。
会いたいなぁ。