破顔一笑

日記みたいな何か/1987

名もなき詩2

11年半ぶり。
まさか会えるとはね。
ダメ元で連絡してよかった。

 


あのときは
まだまだ子供で。
当たり前の日常の中に
当たり前の人たち
当たり前の毎日
そう思っていて
振り返ってみると
あの楽しかった日々を
全然大切にしてなかったなぁ。

 


いつもすぐ近くに居たことさえ
忘れていたよ
学生のとき
女の子の中で
一番近かったよね。

 

だからこそ
まったく
思ってもいなかったことを
人伝えに聞いて
すごくびっくりしたのを
今でも覚えている。

 

あのとき
なにがよかったんだろう?
デブmaxだったし
自信もなくてさ
もがいてばかりで。

 

キラキラしてたよ、なんて
嘘だーーーー!!って思った(笑)

 

 

いちばん最初に言った人。
性同一性障害なんだ、と。

 

普通に受け入れてくれて。
でも、なんというか。
知ってるからこそ
そういうふうには
思われないだろうなって
思ってたからさ。
すごく嬉しかったんだ。

 

だけど
それでも
好きだと思ってくれたこと。

 


なにかのタイミングとか
いろんなことが違ってたら
あのとき
付き合ったりしたのかな?
たられば、なんだけどね。

 


まーそんなの
今さらどうでもいいか!

 


今が幸せなら。
なにも始まることもなく(笑)

 

 

なにより
会えて本当によかった!
うれしかった!
ありがとう。

 

また会う機会があるといいな。
会いたいな、と思ってます。