破顔一笑

日記みたいな何か/1987

夜王子と月の姫

頭の中に常にあること
大事な。大事なことです。

 


たくさん振り返って
お世話になったり
支えになってくれたり
助けてくれたり
自分の糧になったもの
そういう人、場所、ものに
改めてちゃんと触れたいと思ってる。

 


後悔しないように。よりも
単純にそうしたいと思うから。

 

 


日々思うのは
今までどう生きてきたか
これからどう生きていくか。

 

 


僕はトランスジェンダーだけど
その当たり前の事実を
100%受け入れられてるわけじゃない。

 

自分が性同一性障害だと
気づいたあのときから
今に至るまで。

 

わかってはいるけど
すべて受け入れる、ということは
きっと出来ないんだと思う。

 


誰よりも
「普通」になりたいと願うけど
なかなか難しい現実も
わかってる。

 

理不尽だなーとか
なんでこんな思いしなくちゃとか
しなくてもいい心配したりとか
もう数えきれないんだけどさ。

 


でも
ちゃんとわかりたい。って
思うようになって。

 

出来るだけちゃんと
自分のこと受け入れていきたい
って思ったんです。
100%は無理でも。

 

 

人は忘れてしまうから。
あのとき、こう思ってたとか
あの瞬間、こうだったとか

 


有り難いことに
僕は周りに恵まれていたから
たくさんの助けや支えがあって
今ここにいます。

 


そういう人たちに
ちゃんと会って。触れて。
18歳からの自分がどうやって生きてきたか
ちゃんと感じたいんだ。

 


どう生きてきたか。

 


夢なんてずっとひとつだったよ
夢のゴールの先は
何もなかったけど。

 

そこに気づけていたら
また違ったのかもしれない
でも、時間は戻らないから。

 


だから
これからどう生きていくか。

 

前と違うのは
新しい夢があること。

 

これは
今の生きる希望だ。

 


叶うか叶わないかわからない
でも叶えたい思いは
こんなにも、ある。

 


この夢も
出来ないことなんてない!って
笑い飛ばせる日はくるかな?

 


まだまだ自信がないのが本音
でも弱気にはなりたくなくて
こんなにも追いかけるもの
初めてなんだ。

 


その気持ちだけで
今ここにいる。

 

 

 


強くなったね。
という言葉が嬉しかった。