破顔一笑

日記みたいな何か/1987

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友達の異変に気づいたのは
数日前だった。

 


LINEのホーム画面が
まっくろになってて。

 


数年前に
地元の友達の後輩が
シングルマザーなんだけど
病みやすい子らしくて
病んでるときは
LINEがまっくろになるんだよって
言ってたのを思い出した。

 

やべーじゃん
ただのメンヘラじゃん
かまってちゃんじゃん

 

とそのときは
みんなで笑った気がする。

 

LINEなんて
みーんな目にするわけで
そんなところで大々的に
わたし病んでます!なんて
言う必要あるか?と。

 

今どきの若い子は
わざと黒くしたりするらしい
(職場の方情報)
まあみんなちょくちょく
変えたりするしね。

 

 

いや、でも
俺の友達、30歳男性。

 

年齢、性別関係ない!としても
ほんっっっとに
そういう人ではないから
びっくりした。

 

病んでる、とは無縁というか
SNS上で大々的に
そういうのやったりとか。。。

 

とりあえず
決定的にどーした!?と思ったのが
LINEのホームのところに
コメントがあって
それがやばそうだったから
さすがにLINEしました。

 

連絡するのも
かなり久しぶりだった。

 

 


けど、返信はない。

 

そして
3日経っても
既読すらつかない。

 

周りにその話をしたら
電話してみなよ!と言われたので
LINE電話ではなく
普通の電話をしました。

 

 

プルルル、、、

 


プルルル、、、

 

 

プルルル、、、

 


おかけになった電話は
現在おつなぎできません

 

 


えぇーーーーーー。

 

一応コールされたってことは
電源は入ってる…?
どうなんだろ。。。

 

保留にしたのか
繋がない設定にしてるのか。

 

いや、ほんとどーした。
なにがあった。

 


彼のことを精神的に強い人だと
思ってたけど
それが違ったのか
それ以上のことがあったのか。
とにかく、心配です。

 

 

 


振り返れば
彼にはたくさん助けてもらった。

 

精神的にズタボロだった時
夜な夜な会って話聞いてくれて
多いときは
週3~4会ってたなぁ。

 

学校の話も
恋愛の話も
仕事の話も
将来の話も
性同一性障害の話も
ぜーんぶ出来る友達。

 

大学は違ったけど
しょっちゅう彼の家にいって
いろんな話をした
弱音も本音も
全部受け止めてくれた。

 

いつだってポジティブで
いい意味であっけらかんと
なんとかなるよー!って。

 

短大で1番最初の友達。男友達。
1番仲良かった友達。

 

なにやってんだ俺、と思った。

 

それこそ。
なんで会わなかったんだって。

 


根気強く待つ。
連絡くるまで。
そして会おう。会いたい。
何か出来ることがあるなら。