破顔一笑

日記みたいな何か/1987

君へのLullaby

今日という日を
僕は忘れない。

 

 

 

僕は猫が好きです。
すべての猫に
幸せでいてほしい、なんて
おとぎ話みたいなこと
けっこう本気で思ってます。

 


その中でも
やっぱり特別な存在。

 

会ったことはないけれど
可愛くて、人みたいで
魔法使いだと
信じてやまなかった。

 

 

僕にとって猫は救いでした。

 

人の気持ちを察したり
理解して、寄り添ってくれる
優しい存在。

 

猫って
年を重ねるごとに
そういう人に近い感覚が
研ぎ澄まされるのかな?

 

わからないけど
あの子はきっと
全部全部理解してたと思うんだ。

 

 

 

 

 

 

僕は、後悔してる。

 

いつか。
いつか会えるだろうって
思っていたから。

 

その、いつか、は
もうこないかもしれない。

 

会いたかった
会いにいけばよかった。
直の声も、佇まいも、雰囲気も
全部わからないまま。

 


いつか会えるから、なんて
後回しにしたらだめなんだと
思い知らされました。

 


でも、もう後悔しても
しかたないから。

 


忘れないことが大事だと
思いました。

 


もちろん
会いたかったなという気持ちが
結局一番に
なってしまうんだけどね。

 

 

 


数ヵ月前に
よく通る道の植え込みに
チューリップが咲いてて。

 

毎回通る度に
きれいだなーって。

 

花なんて
そうやって意識したこと
なかったのに。

 

 

来年は
チューリップ畑に行こう。

 


きれいなチューリップをみて
あなたを思い出します。

 

どこにいても
幸せでありますように。

 

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