破顔一笑

日記みたいな何か/1987

限られた時間の中で

いつ
どこで
何があるかなんて
誰にもわからないね。

 

 


今日は休み
せっかくの休みなのに
朝から雨で。
出かける予定も中止。

 

とりあえず
買い物に行こう~と思いながら
テレビ見ながら準備して
出かけました。

 

そしたら
うちのすぐ近くに
押しボタン式の信号機があるんだけど
そこに人だかり?が出来てて。

 

なんだろう?と思ったら
ひとり女の人(おばさん)が
倒れてた。
それを介抱している人たち。
ヤクルトのお姉さん
ガス屋のお兄さん
たまたま通りがかったであろう
おじさんとおばさん。

 

倒れてた人は
ぐったりしてて
遠くからみてもわかるぐらい
顔の色が紫色みたいになってて
多分、意識はなかったと思う。
レインコートを着てて
近くに自転車があったから
倒れてた人のものだと思う。

 

ガス屋のお兄さんが電話してて
ヤクルトのお姉さんとおばさんが
女の人を囲んで
おじさんが車を誘導して
(倒れてた場所が車道にはみでてたから)

 

そこに自分も含め何人かいて
何があったんだろう?と思いながら
見てたんだけど
すでに救急車が近づいてくる
サイレンの音がしてて
ここにいても野次馬だなと思い
その場を去りました。

 


歩きながらいろいろ考えた
何があったんだろう?
もしかしたら発作とか
テンカン?くも膜下出血脳梗塞
とにかく
無事でありますように。

 


買い物を終えて
同じ場所を通るとき
そこにはもう警察がいて
片側通行に規制されてた。

 

 

「さっき倒れてた女の人、大丈夫ですか?」と聞いたら

 

「救急車で搬送されましたが、容態はわかりません。事故現場見てますか?」と。

 


事故だったのか。。。

 

現場は見てないんです、と告げると
なーんだみたいな顔されたけど(怒)

 


さっきまでいたみなさん
もう誰もいないよなーと思いながら
警察車両の横を通ったら
まさかのガス屋のお兄さんが
事情聴取中。。。

 

ガス屋のお兄さんが
轢いてしまったらしい。

 


お兄さん、20代半ばぐらい
自分より少し若いぐらいか
同じぐらいかな。

 


もしこれで
被害者が亡くなってしまったら
被害者の家族も
加害者の家族も
どっちも、苦しい。

 

なんでもない日常が
突然奪われるって
こういうことなんだなって思いました。

 

車の運転が少し。
いやだいぶ怖くなってしまったけどね。

 


でもほんとに
いつ何があるかなんてわからない
会いたい人にも
会えないままに
なってしまうかもしれない。

 


そういう後悔は
もうしたくないなぁ。

 

 

この人との時間は
あとこれぐらいだよって
見えればいいのに。
見えても、悲しいか。
会えなくなるカウントダウンなんて。

 


限りある時間を大切に。