破顔一笑

日記みたいな何か/1987

良いこと

ごく。
すごくなんとなくなんだけど


ばあちゃんやじいちゃんの
なんか、身につけてたものとか
そういうものが
あったらもらいたいなって
思っていたんだ。
ほんとに、なんとなく。


つぶやくような
そのぐらいの感覚で。


そしたら
このあいだ、たまたま。
母が急に

おじいちゃんのやつ
持っていけば?と。


見透かされるわけのない
なんとなーくの気持ちを
奇跡的に射ぬいた母は
すごいと思った。


じいちゃんの趣味でやってた
木彫りのやつ。


亡くなる前の
最後の作品は
今でもしっかり覚えてる。


最後の作品に色を入れながら
また入院するんだ、という話を
じいちゃんとしたことも
ちゃんと覚えているよ。

 

我が家の守り神になってくれるかな?
はたまた、福を呼んでくれるかな?


そんなことよりも
じいちゃんが触れて
一生懸命作ったものが
うちにあることが嬉しいんだけどね。

 

いってきます、も
ただいま、も
言う意味がまた出来たな!


見守っててねー!
日々、頑張るから!

 

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